5 樹木葬のメリット・デメリット
樹木葬はいくつかのメリットとデメリットがあり、双方を考慮した上で樹木葬を検討しましょう。
■樹木葬のメリット
・お墓の後継ぎ、管理の心配がいらない
一般的な墓石は代々継承するものですが、継ぐ者がいなくなるという問題があります。樹木葬であれば墓地を継承する必要がなく、そういった問題も起こらなくなります。
また、一般の永代供養などと同じように、霊園・墓地側が管理を行ってくれます。
掃除や手入れも必要なくなります。
・墓石が必要なく一般的な埋葬に比べて費用を抑えられる
費用相場の項目でも紹介しましたが、墓石を用いる場合に比べて大きく費用が抑えられます。ここで浮いたお金を、仏壇の購入費用に充てたり、終活として樹木葬を検討している方であれば、生前の趣味に回すのも良い利用法ではないでしょうか。
■樹木葬のデメリット
・埋葬後、遺骨を取り出すことはできない
個別に管理しない樹木葬では、後で遺骨を取り出すことができません。また、個別タイプであっても、遺骨をパウダー状にして散骨される場合には、同様に遺骨が形を失うことになります。
・親族には事前に説明しないとトラブルとなる可能性がある
樹木葬は比較的新しい埋葬方法であることや、遺骨を取り戻すことがきないことから、特に高齢者からの理解を得られない場合もあります。事前に説明しておかないと親族間でのトラブルとなる可能性があります。事前によく相談した上で決めるようにしましょう。