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2020/09/02

神式の葬儀「神葬祭」とは?マナーや流れなど詳しく解説

神式の葬儀とは、「神葬祭」といわれる日本固有の宗教である神道における葬儀のことです。

葬儀にはさまざまなスタイルがありますが、この記事では、これから神式の葬儀の喪主を務める予定のある人に向けて、神葬祭の流れや仏式の葬儀との違いなどを詳しく解説します。

葬儀だけではなく、香典に関するマナーなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.神式の葬儀「神葬祭」とは?

ここでは神葬祭の基本知識と、仏式葬儀との違いを解説します。神葬祭の概要を理解しましょう。

 

そもそも神式(神道)とは?

神式(神道)とは日本古来の宗教です。神道の特徴は、日本人の生活文化に深く浸透し、さらに外来文化を受け入れることで日本的に変容させている点です。また、神道は日本人の暮らしのなかから生まれた信仰といわれ、海の神や山の神など自然物や自然現象をつかさどる神々がいるとされています。

 

さらに衣食住や生業、国土開発の神々など、数の多さから「八百万の神々」ともいわれています。それらの神々の系譜や物語は「古事記」や「日本書紀」に収められています。

 

神式の葬儀「神葬祭」

神式の葬儀は「神葬祭」といいます。神道では「生命は神が人間にお任せしたもの」としており、いつかは神に返すものとされています。この「生命を返すこと」が「死」を意味しています。また、神葬祭は個人を家に留め、守護神とするための儀式です。「遷霊祭」において故人の霊魂を霊璽に移して「葬場祭」で死のけがれを清めてから家の守護神として祀ります。

 

神葬祭にはさまざまな手順があり、玉串奉奠や手水の儀など独自の儀式を行います。

 

仏式葬儀との違い

神式葬儀と仏式葬儀の違いは、死生観です。神式葬儀は御霊を家の守護神として祀るものであり、仏式葬儀は故人を極楽浄土へ送るための儀式です。数珠を持たず、言葉遣いなどの作法も異なります。たとえば、神式葬儀では「冥福」や「供養」といった仏教用語を避けるのが基本です。このように、神式と仏式の葬儀は作法が異なるため注意が必要です。

2.神式葬儀における臨終から納棺までの流れ

ここでは神式葬儀における臨終から納棺までの流れを解説します。以下の4つの儀式により納棺まで進行します。

 

【1】帰幽奉告(きゆほうこく)

神式では亡くなった場合に神棚や御霊舎(祖霊舎)にその旨を奉告します。この儀式を「帰幽奉告」といいます。神式では死去したことを「帰幽」と表現し、暗いところに帰るという意味をもちます。神官が故人の死について「〇〇が帰幽しました」と奉告の儀式を行い、その後、神棚や御霊舎の扉を閉めて白い半紙を貼ります。

 

【2】神棚封じ

帰幽奉告の後に神棚の扉を閉めて白い半紙を貼ることが「神棚封じ」です。神棚封じは神様にけがれを近づけないために行います。神棚封じをする際は故人のけがれがおよぶ遺族ではなく、第三者が行うのがよいとされています。

 

神棚封じの期間は50日間とされていますが、地域により異なる場合もあります。地域の習慣や習わしに従い行うようにしましょう。

 

【3】枕直しの儀

「枕直しの儀」では、仏式のように遺体を清めて死化粧をし、白の小袖を着せます。さらに北枕に寝かせ、前面には祭壇を設けます。祭壇には故人が生前に好んでいたものを供えて、枕飾りとします。祭壇に供えるものは以下を参考にしてください。

 

・玉串

・榊

・灯明

・洗米

・塩

・水

・神酒 など

 

枕飾りが終わったら、遺族や近親者で故人が安らかに眠れるようお祈りをします。

 

【4】納棺の儀

「納棺の儀」は遺体を棺に納める儀式です。棺に蓋をして白い布で覆ったあとに、参列者全員で拝礼します。その後、棺を祭壇の前に安置します。無事に納棺が済んだら出棺までの間に柩前日供の儀を行います。朝夕の1日2回、洗米や水などを新しくお供えして喪主や遺族で拝礼します。納棺の儀は神職を招いて行いますが、遺族の手で行うことも少なくありません。

3.神式葬儀における通夜「通夜祭」

神式葬儀における通夜は「通夜祭」といいます。ここでは通夜祭で行う儀式や流れを解説します。

 

「通夜祭」で行う儀式

通夜祭では、「手水の儀」や「玉串奉奠」などの儀式を行います。また、「御霊移し」により故人の御霊を遺体から霊璽に移します。御霊移しは「遷霊祭」ともいわれる儀式で、家の明かりを消して、暗闇のなかで行われます。

 

儀式が終わったら霊璽を祭壇に安置した「仮霊舎」に収めます。その後、部屋を明るくして祭主や喪主など参列者一同が仮霊舎の前に着席し、洗米や塩などをお供えします。

 

「通夜祭」の流れ

通夜祭は3つの儀式があります。以下で「手水の儀」、「祭詞」、「玉串奉奠」について解説します。

 

【1】手水の儀|入場

「手水の儀」は通夜祭に入る前に、身のけがれを清めるための儀式です。神職者、遺族など参列者全員が手水の儀を行って入場します。通夜祭の会場に入る前に桶の水をひしゃくにくみ、左右の手に水をかけるなどの作法があります。

 

【2】祭詞|誄歌

手水の儀が終わり、全員着席したら祭主が「祭詞」を唱え、楽員が誄歌を奏楽します。そのとき、参列者は誄歌を拝聴することになります。その後、玉串奉奠へと儀式が続きます。

 

【3】玉串奉奠(たまぐしほうてん)

「玉串奉奠」は神式葬儀で行われる独自の儀式であり、仏式の焼香やキリスト教の献花のように故人への手向けとして行います。儀式は斎主に続き喪主から順番に行います。神式では玉串奉奠を複数回行うことがあります。

4.神式の葬儀「葬場祭」の流れ

ここでは「葬場祭」の流れを解説します。神式の葬儀である葬場祭は、神社ではなく自宅で行います。葬場祭では手水の儀から始まり、撤饌の儀まで5つの儀式があります。自宅ではなく斎場で行う際は、葬場祭に先立ち「発柩祭」を行います。

 

【1】手水の儀

葬場祭では、「手水の儀」が省略されることも多いです。手水の儀を行う場合は以下の作法で行います。

 

1.右手にひしゃくを持ち、水を左手に3度にわけてかける

2.ひしゃくを左手に持ち替えて、右手に3度にわけて水をかける

3.ひしゃくを右手に持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ

4.懐紙で口をふく

 

【2】修祓の儀|開式の辞

「修祓の儀」とは、斎場において斎主が参列者のけがれを清めることです。修祓の儀ですべてのものを清らかにした後に開式の辞が述べられ、葬場祭が始まります。

 

【3】献饌の儀|祭詞奏上・誄歌奉奏

「献饌の儀」は葬儀の世話人である斎員が御供物を供え、楽人(雅楽を演奏する人)が奏楽を奏でます。その後、斎主が祭詞を読み上げ、楽人は誄歌の演奏を行います。このとき参列者は軽く頭を下げて拝聴します。

 

【4】玉串奉奠(たまぐしほうてん)

通夜祭と同様で葬場祭でも「玉串奉奠」を行います。玉串奉奠では、榊という神が宿るとされる木の枝に紙垂(白い紙)を結び付けて、御霊前に捧げます。玉串奉奠は神前に敬意を表し、祈念を込めて捧げることになります。

 

【5】撤饌の儀|閉式の辞

「撤饌の儀」は神様へのお供物をさげる儀式です。瓶子と水玉に蓋をすることが、お供物をさげることを意味しています。瓶子と水玉に蓋をするのは斎主です。また、この儀式で参列者は着席したままとなります。儀式の後に閉式の辞が述べられ葬場祭は終了です。

5.神式葬儀におけるマナー

神式葬儀は仏式葬儀と異なるマナーなどがあるため、注意が必要です。以下で神式葬儀におけるマナーをふたつ紹介します。

 

数珠を使わない

仏式葬儀では数珠は通夜に参列するときに必要です。僧侶が読んだお経の数を数えるための法具であり、仏様とつながるために使われているものです。そのため、神式葬儀では数珠を使用しません。

 

礼拝の作法に気を付ける

神式葬儀では焼香ではなく玉串奉奠を行いますが、作法に気をつけましょう。玉串奉奠の後に二礼二拍手一礼を行いますが、二礼二拍手一礼とは、玉串を捧げた後に二礼して二回拍手し、最後に一礼する作法です。このときの拍手は音を出さないようにします。

6.【参列者向け】神式葬儀における香典のマナー

神式葬儀では香典のマナーもあります。神式では香典のことを「御玉串料」や「御榊料」、「御神饌料」などと呼びます。また、神式葬儀での喪明けは50日目とするのが一般的であり、喪明けから1カ月以内を目安に香典返しを贈ります。

 

不祝儀袋の選び方

香典に使う封筒は「不祝儀袋」と呼び、市販されています。ただし、市販されている不祝儀袋には蓮の花など仏教に関係する絵柄が入っているものもあるため、注意してください。神式の不祝儀袋は、水引が黒白もしくは双銀のものを選ぶようにしましょう。

 

香典袋の書き方

香典袋の表書きは前述のとおり「御玉串料」や「御榊料」「御神饌料」のいずれかを書きます。表書きがすでに印刷されているものを購入する際も、宗派にあわせたものを選ぶようにしましょう。自分の名前は水引の下、中央に薄墨でフルネームを書きます。中袋の裏に金額、住所、名前をフルネームで書くと相手が香典整理をしやすくなります。

 

香典の相場

香典の相場は故人との関係性と自身の年齢や立場により変わってきます。また、住んでいる地域により香典の相場も異なるでしょう。以下に香典の目安を示します。

 

・両親:5〜10万円

・兄弟姉妹:3〜5万円

・祖父母:1〜3万円

・友人:1〜3万円

・上司、同僚およびその家族:3,000〜1万円

・近所の人:3,000〜5,000円

 

なお、勤務関係で個人が出た場合は企業の方針にあわせることがあります。

7.神式の葬儀における服装のマナー

神式葬儀における服装は、仏式葬儀と変わらず喪服を着用します。喪服は男女ともに黒で、靴下やストッキング、靴、小物なども黒で統一してください。男性はバッグを使用せず、必要なものを喪服のポケットに入れます。女性は結婚指輪以外のアクセサリーをできるだけつけないようにして、派手な小物は避けてください。

 

バッグを持っていく際は、殺生を連想させるため革製ではなく布製のものを持っていくようにしましょう。

8.神式の葬儀のまとめ

神式葬儀は仏式葬儀と異なる点が多く、独自の儀式もあります。これから神式葬儀を行う場合は、この記事で解説した葬儀や儀式の内容を理解しておくことが大事です。しかしながら神式葬儀について不明点がでてくることもあります。

 

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