お亡くなり・ご危篤の場合

川崎市の葬儀・家族葬なら1級葬祭ディレクター在籍の葬儀社・花葬


2020/11/04

浄土真宗の葬儀の特徴や流れを解説! 費用相場などについて徹底解説!

日本の葬儀で最も多いとされるのが、仏式の葬儀。仏教には複数の宗派があり、主な宗派には、浄土真宗や浄土宗、天台宗、時宗、日蓮宗、真言宗、臨済宗などがあります。浄土真宗の葬儀を執り行われる方は、浄土宗のとの違いや葬儀の特徴、流れ、葬儀マナーなどについて予め理解しておきたいところです。

今回は、浄土真宗の葬儀について徹底解説。浄土真宗の葬儀について詳しく知りたい方は、ぜひご覧になってみてほしいと思います。

1.浄土真宗について

まずは、浄土真宗について詳しく見ていきましょう。

 

浄土真宗とは

浄土真宗は、鎌倉仏教の一つであり、浄土宗を開宗した法然の弟子である親鷹によって開宗されました。「本願寺派」と「大谷派」の二つの大きな宗派があり、日本で最大規模の仏教宗派となっています。

 

そして、浄土真宗は、自力で悟りの境地を開くのではなく、他力を信じるという他力本願の教えを説いており、これは阿弥陀如来の力とされています。また、親鷹は、当時では異端であったとされる肉食妻帯を貫いており、戒律がなく、戒名もないのが特徴的です。

 

浄土宗との違い

よく混同されやすいのが、浄土宗と浄土真宗ですが、宗教における二つの基本的な考え方は同じといえます。二つの宗派の大きな違いは、念仏のとらえ方や規律などです。浄土宗は念仏を唱えることに重きを置くのに対し、浄土真宗では念仏を唱える気持ちに重きを置いているのです。また、浄土宗は肉を食べず、結婚もしないという厳しい規律がありますが、浄土真宗は結婚をし、髪型も坊主でなくてもよいなど、比較的自由な規律となっています。また二つは掛け軸の配置にも違いがあるとされています。

2.浄土真宗の葬儀の特徴

浄土真宗の葬儀は、亡くなるとすぐに極楽浄土へ導かれ、仏になるという往生即成仏の考え方に基づいて行われます。

これは他の仏教の宗派と大きく異なる点であり、他の宗派では、成仏のための修行や供養が必要であるなどと説いているのです。そのため、他の宗派で見られる儀式の多くが浄土真宗では行われません。

 

浄土真宗の葬儀で行われない儀式や作法

 ●枕元に一膳飯、枕団子、守り刀などを飾る枕飾り
 ●故人の口に水を湿らせる末期の水
 ●戒名がなく、法名が授けられる
 ●故人を彼岸に導く引導の作法
 ●死出の旅路に備える死装束
 ●清め塩
 ●棺の蓋を閉じる釘打ち

上記の儀式は、故人の供養のための儀式や作法であり、浄土真宗では必要のないものとされています。

3.浄土真宗の葬儀の流れ

ここからは、浄土真宗の葬儀の流れを見ていきましょう。浄土真宗の中でも信者が最も多い浄土真宗本願寺派と真宗大谷派のそれぞれの一般的な葬儀の流れについて解説します。尚、地域や寺院などによっても、葬儀内容は変化するものとなります。

 

浄土真宗本願寺派

まずは、浄土真宗本願寺派の葬儀の流れを紹介。

 

1)通夜

通夜は、臨終勤行と呼ばれるもの。臨終勤行は、阿弥陀如来に対してこれまでの感謝を表すものであり、合掌や礼拝、焼香なども故人ではなく、阿弥陀如来に向けて行われます。

 

2)葬儀式

1.導師入場
2.会式
3.帰三宝偈 帰三宝偈を唱えます。
4.念仏
5.三奉請 阿弥陀如来など仏様を招き入れるために偈文を唱えます。
6.導師焼香・表白 表白では、葬儀式の趣旨を簡潔に述べます。
7.正信偈 親鸞の偈文を読経します。
8.念仏
9.和讃 仏様を送ります。
10.回向 極楽往生の回向文(えこうもん)を唱えます。
11.導師退場
12.閉式
13.喪主挨拶
14.出棺、火葬

 

真宗大谷派

真宗大谷派の葬儀は、葬儀式第一と葬儀式第二の2つがあります。葬儀式第一では、棺前勤行と葬場勤行という儀式を行いますが、この2つを合わせ、葬儀場で全てを執り行うのが、葬儀式第二となります。

1)葬儀式第一の流れ
 1.棺前勤行 ご遺体を自宅から葬儀場へ移す前に行う儀式。
 2.葬場勤行 葬儀場で三匝鈴、路念仏、表白、正信偈、和讃、回向などの儀式が行われます。
2)葬儀式第二の流れ
 1.導師入場
 2.総礼 会場にいる全員で合掌し、念仏を唱えます。
 3.伽陀(かだ) 僧侶が着席したことを知らせます。
 4.勧衆偈(かんしゅうげ) 衆生に仏心を勧める偈文の読経をします。
 5.短念仏十遍 念仏を10回唱えます。
 6.回向(えこう)
 7.総礼
 8.三匝鈴 鈴を小から大へ打ち上げます。
 9.路念仏(じねんぶつ)
 10.三匝鈴
 11.導師焼香・総礼
 12.表白
 13.三匝鈴
 14.弔辞
 15.正信偈
 16.焼香
 17.短念仏
 18.和讃
 19.回向
 20.総礼

4.浄土真宗の葬儀マナー

浄土真宗の葬儀を営まれる方は、葬儀マナーについても、理解しておきたいところです。ここからは、焼香や数珠、香典など葬儀マナーについて解説します。

 

焼香

浄土真宗の焼香は、本願寺派では1回、大谷派では2回の焼香回数となります。お焼香の際は、親指と人差し指、中指の三本で香をつまみ上げ、香炉に落とします。尚、浄土真宗では、他の宗派と異なり、香をつまみ上げた際に額に押しくべる動作は行いません。

 

数珠

他の宗派の葬儀では決められた形式の数珠を用いることも多いですが、浄土真宗では、数珠にこれといった決まりがないため、宗派に関係なく数珠を使用することができます。数珠の持ち方は、本願寺派は数珠を両手にかけ、房が下にくるようにし、大谷派では数珠を両手の親指と人差し指の間に挟み、房を上から下に垂らすようにします。

 

香典

浄土真宗の香典袋の表書きには、「御仏前」と記載。尚、他の宗派で用いられることの多い「御霊前」は、亡くなってからすぐに成仏するという考え方の浄土真宗では、即さないものとされています。

 

お布施

お布施は、お坊さんへ読経などの感謝の意を込めて渡すものです。浄土真宗の葬儀を執り行われる方は、お布施の金額について迷ってしまうということもあるかもしれません。このような場合は、お寺と長く付き合いのある檀家さんなどに金額について相談してみるのがおすすめ。尚、浄土真宗のお布施は、他の宗派に比べると、比較的安い金額になることが多いと言われています。

 

服装

浄土真宗の葬儀の服装は、一般的な仏式の葬儀の場合と同じと考えてよいでしょう。親族は正式喪服を着用し、参列者はブラックフォーマルのスーツなど準喪服を着ます。正式喪服は、男性の場合、洋装であればモーニングコートにコールパンツ、白シャツなどがよいでしょう。女性は、アフタヌーンドレスやアンサンブル、ワンピースなどを着用します。

 

参列者は、男性はブラックスーツに白いワイシャツに黒いネクタイを着用。ベルトや靴下、靴などは、黒色の物を選びます。女性は、黒いワンピースやスーツを着用し、小物類は黒色にします。尚、光沢のあるものは避け、ネックレスやイヤリングなども付けないのが一般的。ネックレスを付ける場合は、白い真珠の一連のネックレスがよいでしょう。

5.浄土真宗の葬儀費用を安く抑えるには?

浄土真宗の葬儀を執り行われる方の中には、葬儀費用をできるだけ安く抑えたいと考える方もいるでしょう。葬儀費用の相場は、葬儀規模や葬儀スタイル、利用する葬儀場や葬儀社などによっても大きく異なります。

 

一般的には、通夜、告別式を行う一般葬が150万円~200万円程度、親族などの親しい人の身で葬儀を行う家族葬が50万円~100万円程度、、告別式や火葬を一日で行う一日葬が50万円~100万円程度、火葬のみの葬儀である直葬が30万円~50万円程度の金額になることが多いと言われています。

 

葬儀費用を安く抑えるには、

 

●直葬や家族葬など葬儀規模を小さくする

●地域の公営斎場を利用する

●良心的なプランを提供する葬儀社を選ぶ

 

などの方法があります。費用相場を見ても分かるように、葬儀規模が小さくなるいほど、葬儀費用も安く抑えられる傾向にあります。

そのため低価格で葬儀をしたい方は、直葬や家族葬を選ぶことも多いようです。そして地域の公営斎場は、民営斎場などと比べると安い金額で利用でき、多くの人に利用されている施設です。

また、葬儀社によっても、葬儀費用は大きく異なるため、できるだけ低価格なプランを提供している信頼できる葬儀社に依頼することも大切になります。

6.この記事のまとめ

ここまで浄土真宗の葬儀について解説しました。浄土真宗では、往生即成仏の考え方や本願寺派と大谷派の二大宗派があり、それぞれに葬儀の流れも異なるなどといったことが分かりました。

 

浄土真宗の葬儀を執り行われる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてほしいと思います。

一覧へ戻る
   資料請求