お亡くなり・ご危篤の場合

葬儀コラム

葬儀コラム

2019/01/25

101 合掌の意味

仏事では、仏様や亡き人に礼拝する時に合掌をします。

 

この合掌にはどのような意味があるのでしょうか。詳しく調べてみました。

 

 

【合掌の意味とは】

合掌は、インドを発祥とする礼拝の仕草です。

 

顔や胸の前で、右手と左手の手を合わす姿は、私たち日本人にはなじみ深い仕草です。

 

なぜ右手と左手をあわせることが神仏への礼拝を意味するのでしょうか。

 

インドでは、右手は清浄のもの、左手は不浄のものとして考えられています。

 

この考え方に倣って、仏教でも右手を仏、左手を衆生、つまりは自分自身を表現しています。

 

右手と左手を合わすことで、仏と衆生(自分自身)が一体となり、仏への帰依を示す表現となったものだと言われています。

 

また、右手は智慧、左手は行動力を示すという説もあります。

 

 

【日常で使われる合掌】

合掌は日常のいろいろな場面で使われます。

 

食事をとる前には合掌をして「いただきます」、とった後は合掌をして「ごちそうさまでした」とは、多くの人が親からしつけられたのではないでしょうか。

 

他にも、「ありがとう」や「ごめんなさい」の言葉とともに、合掌のポーズを相手に示すことも多々あるでしょう。

 

神仏や亡くなった人だけでなく、食べ物に対して、そして自分たちの仲間に対しても行われる合掌には、相手に対しての敬いや、自分自身に対しての謙遜の想いなども込められているように思われます。

 

 

【十二合掌】

密教に、十二合掌というものがあります。

 

密教とは、真言宗や天台宗に代表される、大日如来に帰依して、加持や祈祷を重んじる仏教のスタイルのうちのひとつですが、密教では「印(いん)」と呼んで、手や指先でさまざまな諸仏を表現します。

 

合掌も印の内のひとつだと言われています。

 

その合掌も12の形に分けられるのです。

 

●1、堅実心合掌(けんじつしんがっしょう)

もっとも一般的に知られる合掌です。

両手のひらや指を伸ばして、ぴたっと合わせ、ずれやすき間を作りません。

 

●2、虚心合掌(こしんがっしょう)

堅実心合掌の状態から、少し手のひらを膨らませて、中に空間をつくる。

 

●3、未敷蓮華合掌(みふれんげがっしょう)

虚心合掌の状態から、さらにふくらみを大きくします。

 

●4、初割蓮合掌(しょかつれんがっしょう)

未敷蓮華合掌の状態から、親指と小指だけつけておいて、人差し指、中指、薬指を少し離します。この1~4での合掌で、仏様の花でもある蓮華がしだいに膨らんでいく形を表現しています。

 

●5.顕露合掌(けんろがっしょう)

小指どうしをつけて、両手を仰向けにします。

 

●6.持水合掌(じすいがっしょう)

顕露合掌の状態から、親指以外の指同士をつけて、水をすくう時のような形にします。

 

●7.帰命合掌(きみょうがっしょう)

金剛合掌(こんごうがっしょう)とも言い、両手の指を交互に組み合わせて合掌します。右手の指が上(手前側)にします。

 

●8.反叉合掌(ほんしゃがっしょう)

左右の手の甲同士をつけて、背中合わせにして、指を互いに組みます。右手の指が上(手前側)にします。

 

●9.反背互相著合掌(ほんはいごそうちゃくがっしょう)

右手を仰向けにして、伏せた左手の上に置きます。

 

●10.横柱指合掌(おうしゅしがっしょう)

5の顕露合掌の形から、中指だけ右を上として重ねる。

 

●11.覆手向下合掌(ふしゅこうげがっしょう)

手のひらを下にして、親指同志と中指同士をひっつける〈右が上)。横柱指合掌の裏返しのようなかたち。

 

●12.覆手合掌ふしゅがっしょう

手のひらを下にして、親指同士だけつけて手を並べる。

 

【焼香の時は必ず数珠を持つ】

葬儀や法事の場面では、弔意を示すのに焼香を、合掌します。

 

焼香の際には必ず数珠を持ちましょう。

 

各宗派別の数珠もありますが、どの宗派でも使用できる略式のものでも構いません。

 

 

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