横浜市の葬儀社の選び方や葬儀社の種類を解説

現在、横浜市には大小300社以上の葬儀社があります。数多くある葬儀社の種類から見ていきましょう。

 

全国対応・一都三県対応の葬儀社

 

テレビで頻繁にCMが流れている全国展開の葬儀社は、横浜でも多くの葬儀社と提携しています。また、首都圏の一都三県をエリアとした葬儀社も数多く営業しています。

 

横浜市の規模の大きな葬儀社は、スタッフの人数も多く、組織的な対応ができ、葬儀対応も詳細なマニュアルがあり、業務も効率化されているため、迅速に対応してもらえる安心感があるでしょう。

 

しかしながら、スタッフが多いということは業務も分担制で担当者が頻繁に代わり、親身な対応をしてもらえないという側面もあります。一般的には、会社規模が大きくなれば費用が高くなる傾向は見受けられます。自社斎場を持ちスタッフが多くなれば、高い価格設定になるのは当然のことでもあるのです。

 

全国対応・一都三県対応の葬儀社によっては、地元の葬儀の風習やしきたりに不慣れ、または知らないということでトラブルになることも少なくありません。

 

互助会

横浜市の葬儀に関連して「互助会」という言葉を目にされる方も多いでしょう。

 

互助会会員になると、「葬儀費用○割引」というような会員特典を強調する広告を目にします。

 

互助会の正式名称は「冠婚葬祭互助会」といいます。毎月掛け金を積み立てておくと、結婚式や葬儀などの冠婚葬祭時に特典を受けられるサービスです。

 

互助会会員は、毎月の掛け金の積立金に応じた内容のサービスを受けることができ、一般的には積立金以上のサービスが受けられます。横浜市にも、互助会が所有している結婚式場や斎場（葬儀場）が建てられています。

 

しかし葬儀の場合、互助会の積立金だけですべての葬儀費用に対応できる訳ではありません。積立金だけで葬儀を行った場合、規模が小さくグレードの低い葬儀になるケースが多くあります。

 

積立金のみで希望する葬儀を行うことは難しく、あとから葬儀に様々なオプションを追加して高額な追加費用を請求されたということも少なくありません。

 

互助会を中途で解約する場合も注意が必要です。この場合積立金から解約手数料を差し引いた金額が払い戻されます。解約手数料が想定以上で、ほとんど返してもらえないというトラブルが少なくないのです。途中解約自体を、規約で認めていない互助会もあります。

 

また、互助会は民間企業なので当然経営破綻する可能性もあり、破綻した場合法律で保証されているのは積立金の半額のみです。

 

互助会の会員になる場合は、こういったデメリットもあることを理解した上で加入する覚悟が必要でしょう。

 

病院紹介の葬儀社

 

お亡くなりになる人の８割は病院で最期を迎えられます。ご遺族が葬儀の事前準備をできないような突然のご不幸の場合は、病院の指定業者にご遺体の搬送を依頼することになります。

 

その病院の指定業者が、故人様の葬儀を担当するという流れで病院側から葬儀会社を勧められることは少なくありません。その業者がどういうところかよくわからないまま、病院に言われるままに決めてしまうケースです。

 

あとで葬儀費用の請求書を見て後悔することにならないようにしましょう。病院の紹介の場合は間違いなく、紹介手数料が葬儀費用に上乗せされてきます。払わずに済んだ料金が上乗せされているのです。病院側からの紹介にはくれぐれも注意しましょう。

 

地域密着型の葬儀社

 

大きな葬儀社に比べて地域密着型の葬儀社には、広告費や人件費などの間接費用を抑えられるため、葬儀費用が安く設定されている傾向があります。

また、ご遺族から細かな要望を聴き取った担当者が、葬儀当日の進行まで同じ担当者がいてくれるので、最後まで安心して任せられるのも心強い点です。

大手の葬儀社だと様々な社内ルールによりご遺族の細かな要望にまで応えられないこともあります。しかしながら地域密着型の葬儀社であれば、咄嗟の時も臨機応変に対応してくれるでしょう。

 

地域の葬儀に関する風習やしきたりに精通しているのも安心して葬儀を任せられる理由です。

 

横浜市の葬儀で安心して任せられる葬儀社を選ぶにはどうしたらいいでしょう。

 

事前の情報収集

ネットにも横浜市の様々な葬儀社の情報が溢れており、事前の葬儀社選びが葬儀を行う上で、最も重要だと言っても過言ではありません。

 

情報収集する前にまず、自分自身が葬儀社に何を求めるのかを整理することをおすすめします。

 

葬儀費用の安さや、場所や葬儀施設のアクセスの良さ、または葬儀会社のサービスの質の高さなど求める内容は人によって様々です。横浜市の葬儀社に求める優先度が決まれば、自分に最適の葬儀社選びに近づけるでしょう。

 

費用

横浜で葬儀を考えている方では、葬儀費用を一番重視される方は多いと思います。ネットでも葬儀費用最安値で検索するとヒットするでしょう。

 

低価格設定の葬儀社は、大量に集客して、利益を低くし、葬儀の数を多くこなしていくことで成り立つ葬儀会社です。価格重視で、きめの細かいサービスには目をつぶるということであれば有力な選択肢になり得ます。

 

横浜市では葬儀会社の規模が大きくなればなるほど、葬儀費用は高くなる傾向にあります。多くのスタッフを雇用し、自社の会館や斎場を運営していれば当然でしょう。

 

一方、小規模の葬儀社は人件費も大手ほどはかかりませんし、自社斎場を持ってなければ管理費や維持費もかかりません。価格競争では有利でしょう。

 

価格重視の方でも、葬儀費用は安いけどサービス面が悪ければ、葬儀の満足度は低くなり満足感は感じられないでしょう。

 

提携葬儀場

 

横浜市の葬儀会社選びに次に重要な点として、挙げられるのは葬儀会社が横浜市のどの葬儀場を葬儀に使用しているのかということがあります。

 

葬儀場が、横浜市の公営斎場か民営の斎場かによって、葬儀会社の葬儀費用やサービスの質にも影響してくるからです。

 

葬儀費用は安いのに越したことはありませんが、葬儀に参列された方の葬儀に対する満足度を重視される方は、当たり前ですが非常に多いでしょう。斎場と火葬場が隣接しているか、利用する施設は充実しているか、スタッフの対応はどうかなど、重要視される項目は少なくありません。

 

「いい葬儀だった」「故人を心のこもった葬儀でゆっくり送れた」と感じることのできる葬儀は、葬儀費用だけで判断できないでしょう。

 

見積書

 

横浜市での葬儀社選びには、複数の葬儀社の見積もりを取ることが大切です。引っ越しをする際や自宅のリフォームをするときには、見積もりを数社の業者から取るのが常識になっています。葬儀も同じです。

 

見積もりの金額が、一括で記入されている、詳細な内訳がない、詳細があっても金額の数字がすべて千円単位以上になっている。こんな葬儀社は要注意です。

 

葬儀には、驚くほど細々とした費用がかかります。横浜市の葬儀費用の基本になるものに葬儀場や火葬場、葬祭ホールの利用料金があります。葬儀社には、自社の会館を使用する、民間の葬儀場や葬祭会館を利用するなどというところも少なくありません。

 

横浜市で葬儀を行う場合、民営斎場よりも横浜市に４つある公営斎場を利用して、葬儀費用をリーズナブルな料金で納めてくれる葬儀社を選びましょう。

 

葬儀社の対応

葬儀社の方と実際に会って、見積書を出していただき、スタッフの対応を確認しましょう。

横浜市で葬儀を行う場合、葬儀を行う場所や規模によって費用が変わってきます。直接対話することで葬儀の形式や地元の葬儀に詳しいかどうかも判断できます。

 

電話での対応ももちろん大事ですが、その葬儀社の対応をチェックするためには実際にお会いすることをおすすめします。

このときに、葬儀に関して考えている要望・疑問をすべて伝えましょう。

しっかりと話を聞いてくれるのか、希望をくみ取ろうとしてくれるのか、遺族に寄り添った葬儀を任せられるのか。葬儀社の担当者の良し悪しが、最終的な葬儀社選びのチェックポイントになります。

 

横浜市の葬儀でおすすめの斎場に、北部斎場、南部斎場、戸塚斎場、久保山霊堂の4つの公営斎場が挙げられます。

 

公営斎場は、葬儀・告別式から火葬まで同一施設で行うことができ、利用料金がリーズナブルなのが大きな魅力です。家族葬から一般葬までさまざまな葬儀が行われ、横浜市内でも人気の高い葬儀場です。

 

北部斎場

北部斎場は、100人収容可能な4室の葬祭ホールと16炉の火葬場があります。横浜市北部を始めとした多くの方が利用する葬儀場です。

 

 駐車場は約180台と広いスペースがあります。そのため自家用車を利用して来場する方も少なくありません。電車やバスでは、JR横浜線十日市場駅や東急田園都市線青葉台駅から行くことができます。タクシーでは、JR横浜線、東急田園都市線の長津田駅南口から10分程度で到着します。

施設名称	北部斎場
所在地	〒226-0026 横浜市緑区長津田町5125-1
電話番号	045-921-5700
火葬炉	16炉
休憩室	16室(14室は40人用、2室は20人用)
葬祭ホール	4室(1階に併設)

葬祭ホールの利用料金

横浜市 北部斎場	横浜市内	横浜市外
	1室利用 各室80,000円	1室利用 各室120,000円
	大ホール利用 220,000円	大ホール利用 各室330,000円

 

南部斎場

 

南部斎場は2室の葬祭ホールと10炉の火葬場が併設されています。一般葬や家族葬だけでなく、社葬にも対応した葬儀場です。

駐車場は約74台のスペースがあり、自家用車やマイクロバスで来場される方も多くなっています。タクシーを利用する場合、京浜急行「金沢文庫駅」西口から約10分程度で到着。電車やバスでのアクセスは、京浜急行「金沢八景駅」から神奈川中央交通バス、または京浜急行バスに乗り、下車後徒歩10程度になります。

 

施設名称	南部斎場
所在地	〒236-0036 横浜市金沢区みず木町1番地
電話番号	045-785-9411
火葬炉	10炉
休憩室	7室(40人用) ※7室のうち2室は、仕切りをすることで20人用として利用が可能。
葬祭ホール	2室(1階と2階にそれぞれ1室ずつ) 1階:48席 2階:67席

葬祭ホールの利用料金

横浜市 南部斎場	横浜市内	横浜市外
	各室50,000円	各室75,000円

戸塚斎場

戸塚斎場は、2つの葬祭ホールと6炉の火葬場を併設した葬儀場です。

バリアフリーに対応し、売店や控室もあり設備が充実しています。

宿泊は5名まで可能です。シャワーの設備はありませんが、布団を借りられます。また、戸塚斎場は、公営斎場の中でペット火葬ができる唯一の葬儀場です。

アクセスは電車やバスを利用する場合、市営地下鉄ブルーライン踊場駅、JR線と市営地下鉄ブルーラインの戸塚駅、相鉄いずみ野線の弥生台駅の3つの駅からアクセスが可能。踊場駅からは4番出口を出て、徒歩15分程度で着きます。

 

駐車場は約50台と限られたスペースしかないため、できるだけ公共交通機関を利用するのがよいでしょう。

施設名称	戸塚斎場
所在地	〒244-0001 横浜市戸塚区鳥が丘10-５
電話番号	045-864-7001
火葬炉	6炉
休憩室	8室(5室は40人用、3室は20人用)
葬祭ホール	2室(1階と2階にそれぞれ1室ずつ) 各室64席

 

葬祭ホールの利用料金

横浜市 戸塚斎場	横浜市内	横浜市外
	各室50,000円	各室75,000円

 

久保山斎場

 

横浜市西区にあるのが、久保山霊堂です。

久保山霊堂に火葬場はなく、葬祭ホールのみの施設です。火葬場には歩いて約3分の場所にある久保山斎場を利用することが可能です。

 

久保山斎場も公営斎場であるため、戸塚斎場や北部斎場、南部斎場と同じ料金設定で利用できます。久保山霊堂と久保山斎場を葬儀に利用すれば、葬儀費用を大きく節約できるでしょう。 

 

久保山霊堂の駐車場は約30台の限られたスペースしかありません。来場する際は、できるだけマイクロバスや公共交通機関を利用するのがおすすめです。

 

タクシーでは、JR横須賀線保土ケ谷駅東口から約５分程度で到着。電車やバスを利用する場合、京浜急行黄金町駅、JR横須賀線保土ケ谷駅東口からバスに乗り、「久保山霊堂前」で下車します。

 

施設名称	久保山霊堂
所在地	〒220-0063 横浜市西区元久保町1-1
電話番号	045-231-7343
火葬炉	なし。 ※火葬場には近隣の久保山斎場を利用できる。
休憩室	なし
葬祭ホール	2室 大式場:220席 小式場:40席

 

葬祭ホールの利用料金

横浜市 久保山霊堂	大式場	小式場
	1時間10,000円 (通夜・告別式)	1時間4,000円 (通夜・告別式) 1時間1,000円 (法事など)

火葬場の利用料金

 

北部斎場、南部斎場、久保山斎場、戸塚斎場、の火葬場の利用料金は、10歳以上が12,000円となっています。

 

横浜市民は安い料金設定が魅力ですが、喪主が横浜市在中であっても、故人が横浜市在中でなければ横浜市民の料金は適用になりません。くれぐれも注意が必要です。

 

火葬場の利用料金

区分	横浜市内	横浜市外
10歳以上	12,000円	50,000円
10歳未満	8,000円	34,000円
死胎児	2,400円	10,000円
人体の一部	2,400円	10,000円

（火葬料金・休憩室使用料金｜横浜市より筆者作成）

 

横浜市でおすすめの葬儀場には、戸塚斎場、北部斎場、南部斎場、戸塚斎場、久保山霊堂の４つの公営斎場があります。

 

公営斎場は利用料金が安く、葬儀から火葬までを同一施設で行えるのが特徴的です。

 

しかし、葬儀社によっては、公営斎場を利用しない葬儀社もあります。まずは、葬儀社に問い合わせ、公営斎場を利用できるかどうかを確認するのがよいでしょう。

 

横浜市の葬儀には、弊社がおすすめです。弊社は地域密着型の葬儀社であり、公営斎場を利用しています。また、業界最安値の葬儀を提供し、地域のお客様から高い評価をいただいています。

 

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