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2020/11/11

天台宗の葬儀の特徴や流れを解説! 費用相場や葬儀マナー、お布施なども

日本の葬儀では、仏式の宗派の一つに天台宗があります。13宗56派あるという仏教ですが、天台宗は、浄土宗や浄土真宗、日蓮宗、真言宗、曹洞宗などと並ぶ仏教の代表的な宗派です。

日本における葬儀の90%が仏式の葬儀と言われていますが、宗派の信者の割合は、浄土真宗が最も多く、次いで浄土宗、真言宗、曹洞宗、日蓮宗、天台宗という順となり、天台宗の信者は、この中では最も少ない割合となっています。

今回は、葬儀の特徴や流れ、葬儀費用相場、葬儀マナー、お布施など天台宗の葬儀について徹底解説。天台宗の葬儀を執り行う方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.天台宗とは

天台宗は、約1200年前、平安時代に最澄によって開宗されました。京都府と滋賀県にまたがる比叡山延暦寺が本山であり、日蓮や法然など多くの人が学んだことなどから、比叡山は日本仏教の母山と呼ばれています。

 

顕教と密教の二つ仏の教えがあるのが、天台宗。顕教は自らを救い、他を利することを教え、密教は仏と自己の一体を観念し、神秘力威力の加護により、仏の境地に達しようとするものです。

2.天台宗の葬儀の特徴

天台宗の葬儀には、いくつかの特徴的な儀式があります。顕教法要は、法華経を唱え、日々の懺悔をするものです。そして、お経を唱えることで、死後に極楽に行くことを願う例時作法もあります。密教法要は、仏の言葉や真実の言葉で故人を弔う儀式となっています。

3.天台宗の葬儀の流れ

天台宗の葬儀の流れは、以下の通り。

 

1)通夜

天台宗の通夜では、阿弥陀経を読経し、水やお香で、故人の身を浄める「剃度式(ていどしき)」を行います。この儀式は、仏の元に出家するという考え方の元に行われ、昔の時代では、髪の毛にかみそりをあてる剃髪を行うこともありましたが、現在は剃髪はあまり行われません。そして、故人に戒名をする授戒式が行われ、通夜は終わりとなります。

 

2)葬儀式

葬儀式では、故人の成仏をお祈りする、導師の「列讃(れっさん)」が行われます。列讃では、曲と共に打楽器が鳴らされるのが一般的。そして、列讃の後に棺が閉まると、茶器を供える「奠湯(てんとう)」や「奠茶(てんちゃ)」の儀式があります。

次に導師が引導を渡し、たいまつや線香などを手に取り、「下炬文(あこぶん)」を唱えます。そして、弔辞などの後に読経をし、念仏と光明真言、回向文など読み上げると、葬儀が終了。導師が退場した後に出棺、火葬という流れとなります。

4.天台宗の葬儀マナー

天台宗の葬儀を営まれる方は、葬儀マナーについても理解しておきたいところです。ここからは、焼香や数珠、服装など天台宗の葬儀マナーについて詳しく解説します。

 

焼香

基本的に3回とされているのが、天台宗の焼香回数。しかし、必ずしも3回行わなければならないといったことはなく、1回でも問題ないといったケースも多くあるようです。

 

焼香の手順

 1.焼香台の前で合掌と礼拝をします

 2.親指と人差し指、中指の三本で香をとります

 3.右手に左手を添え、額のあたりまであげて焼香

 4.2と3の動作を数回繰り返した後、再び合掌し、礼拝をします

 

数珠

天台宗の数珠は、一般的によく用いられる丸い数珠ではなく、楕円形の数珠を使用します。煩悩の数と同じ数の108個の主玉に4個の天玉と1個の親玉が合わさっており、親玉からは紐となって弟子玉と呼ばれる玉がついています。

 

天台宗の数珠は、左手に持つのが一般的。合掌では、親指と人差し指の間にかけ、紐を下に垂らします。男性用は9寸、女性用は8寸の数珠を用いることが多く、一般参列者などは他の宗派の数珠を用いても問題ないといったケースも少なくありません。

 

服装

天台宗の葬儀の服装は、一般的な仏式の葬儀の場合と同じと考えてよいでしょう。親族は正式喪服を着用し、洋装の場合、男性はモーニングコートにコールパンツ、白いシャツ、女性は黒無地のワンピースやアンサンブルなどが好ましいでしょう。また、男性のネクタイや靴下、靴などは黒で揃えます。女性も同じく小物類を黒色で揃え、イヤリングなどネックレスの着用は避けたほうがよいです。尚、ネックレスを着用する際は、真珠のネッククレスが一般的となっています。

 

参列者は、男性は黒のグレーのフォーマルスーツに白いシャツ、黒いネクタイを着用し、女性は黒のワンピースやアンサンブルなどの準喪服を着るのが基本といえます。

5.天台宗の葬儀のお布施について

読経や戒名などのお礼の意味を込めてお寺に渡すのが、お布施。ここでは、天台宗のお布施の費用相場や包み方、渡し方などについて詳しく見ていきます。

 

お布施の費用相場

天台宗のお布施は、どのくらいの金額を渡ししたらよいのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。しかし、お布施の費用相場は、授かった戒名や地域、寺院などによっても異なるため、一概にいくらと金額の相場を言えるものではありません。

 

お布施の費用相場について知りたい場合は、お寺と長い付き合いのある檀家さんに聞いて見るのがよいでしょう。お寺に直接聞くこともできますが、「お気持ちでよいので。」などと言われることも多く、檀家さんに聞くほうが具体的な金額について知れるといえます。

 

お布施の包み方と渡し方

お布施は、奉書紙やお布施袋に包むのが一般的。奉書紙の場合は、半紙でお札を中包みし、奉書紙で上包みします。上包みの折り返しの部分は、上側から下側を被せるようにします。お布施袋は、中袋にお札を入れ、住所や氏名などを記載する欄があれば記載しましょう。

 

お札は新札などできるだけきれいなお札を用意し、4や9などといった数字の金額を包むのは避けましょう。そして、お札は中包みの表側にお札の表面がくるように入れます。

 

お布施を渡すタイミングは葬儀前や葬儀後などがよいとされています。渡す際は、小さなお盆やふくさなどに入れ、一言お礼を添えてお渡ししましょう。尚、僧侶がタクシーや車などを利用されている場合は、お車代として別の袋に包み、お布施と一緒にお渡しするのが一般的です。

6.天台宗の葬儀費用相場について

天台宗の葬儀費用は、葬儀規模や葬儀の種類、住んでいる地域などによっても大きく異なるものです。

 

一般的な葬儀では、通夜、告別式などを行う一般葬は150万円~200万円程度、家族などごく親しい人だけで葬儀を行う家族葬は50万円~100万円程度、通夜を行わず、告別式や火葬を一日で行う一日葬は50万円~100万円程度、火葬のみの葬儀である直葬は30万円~50万円程度が費用相場となっています。

 

そして、利用する葬儀場や葬儀社によっても、葬儀の金額は大きく異なるといえます。まずは、どのような葬儀にしたいのか、希望する葬儀規模や葬儀スタイルを明確にしていくことが大切。希望する葬儀を決めることで、大体の費用相場が見えてくるといえます。そして、葬儀社選びでは、スタッフの対応や見積書の金額などをしっかりと確認し、ぜひ依頼したいと思えるような信頼のおける葬儀社を選ぶことも重要となります。

7.この記事のまとめ

ここまで天台宗の葬儀について解説しました。天台宗の葬儀は、顕教や密教の法要、剃度式(ていどしき)、列讃(れっさん)などの儀式があり、数珠には楕円形の数珠を利用するなどといったことが分かりました。

 

天台宗の葬儀を執り行われる方や葬儀に参列される方は、ぜひこちらの記事を参考にして見てほしいと思います。

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