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コラム本文

葬儀とは何をするものなのか、葬儀に参列したことのない人は、具体的な内容を知らないことも多いでしょう。

葬儀と一言に行っても、葬儀にはいくつかの種類があり、費用や葬儀時間なども葬儀によって異なります。今回は、葬儀とは何をするのか、葬儀の意味や葬儀の種類、葬儀の流れなどを解説します。ぜひ参考にしてください。

葬儀とは何をするのか? 葬儀の意味とは

葬儀とはお亡くなりになった人を弔う宗教的儀式を指したものです。

 

一般的な葬儀では、通夜の翌日に葬儀・告別式が行われ、遺族や親族、友人、近所の人、会社の人などが故人の冥福を祈り、お別れをします。葬儀には仏式、キリスト教式など宗教観が反映されることが多く、地域の慣習などによっても葬儀内容が異なります。

 

一般的に通夜から葬儀・告別式までを葬儀と呼びます。

 

葬儀には宗教観以外にも、故人を見送りたいという遺族の意向を尊重するという意味もあります。また、社会的にも重要視される儀式です。

通夜式とは

通夜式にはご遺体の傍で家族や親族が夜通し過ごすことで、別れを惜しみ、供養するという意味があります。

 

一昔前までは一晩中行われるのが通夜式の主流でしたが、現在では13時間程度で終わる半通夜が一般的です。

 

通夜の後に、参列者にお酒や料理を振る舞う通夜振る舞いを行う地域もあります。

葬儀・告別式とは

葬儀・告別式とは、ご家族やご友人、知人が故人の冥福を祈り、故人を葬る儀式です。一般的に葬儀・告別式は、通夜の翌日に13時間程度の時間で昼間に行われます。その後出棺し、火葬場へ移動して、ご遺体の火葬となります。

 

現在では火葬後に続けて繰り上げの初七日法要が行われることが多いです。法要には故人の冥福を祈るという意味があります。仏式では、故人が極楽浄土に往生するために行われますが、仏教の宗教や宗派によっても考え方は異なります。

 

仏式の葬儀では、僧侶による読経・焼香、遺族、参列者による焼香の儀式があります。キリスト教式では聖書の朗読・お祈りなどの儀式が行われます。

 

葬儀・告別式や火葬の後に、精進落としを行う地域もあるでしょう。精進落としは、遺族や親族、参列者などで行う会食であり、お酒を飲み料理を食べながら、故人を忍びます。

葬儀の種類

現在葬儀の形は多様化し、さまざまな葬儀形式で葬儀が行われるようになりました。以下に、主な葬儀の種類をまとめました。

 

  • 一般葬
  • 家族葬
  • 一日葬
  • 直葬(火葬式)
  • 自由葬
  • 社葬

 

一般葬

一般葬は通夜と告別式を二日間で執り行う最もスタンダードな葬儀形式です。一昔前までは、一般葬が主流とされていました。

一般葬の特徴は、遺族、親族、友人や知人、会社関係の人など多くの人を呼び、豪華な葬儀になることです。費用は他の葬儀形式に比べて最も高くなるため、公営葬儀場や安い葬儀社を利用するなどの工夫が必要です。

 

一般葬の費用相場

100万~200万円

 

家族葬

家族葬は家族などのごく親しい人だけで行う葬儀です。家族葬は遺族や親族などでアットホームな雰囲気の中ゆっくり故人を送れるのが大きな特徴です。核家族化や新型コロナウィルスの影響もあり、近年は増加傾向にある葬儀形式の一つになります。

家族葬では一般葬と同じように通夜式から葬儀・告別式を執り行うケースも多いですが、一般葬に比べて参列者の数が少なく、葬儀規模も小さいものになるのが一般的です。

家族葬は参列者を限定する葬儀になるため、参列者を選ぶのが難しいといった側面もあります。

 

家族葬の費用相場

50~80万円程度

 

一日葬

一日葬は、通夜を行わず、告別式、火葬式を一日で行います。葬儀時間が短縮され、肉体的にも精神的にも負担が少ない葬儀です。通夜がなく、葬儀規模も小さいため、葬儀費用も安く抑えられるのが特徴です。

身体的負担が多い高齢者などに喜ばれることも多いのが一日葬です。

 

一日葬の費用相場

50万円程度

 

直葬・火葬式

直葬・火葬式は、通夜、告別式を行わず、火葬のみで送る葬儀です。宗教的な儀式を執り行わないケースが多く、故人と最後のお別れの時間が最も短縮されます。

直葬は、葬儀をできるだけ簡略化し、葬儀費用を抑えたい方などに選ばれることの多い葬儀形式です。

 

直葬の費用相場

15~20万円程度

 

自由葬

自由葬は自由な式で葬儀を執り行います。これといった決まりはなく宗教的儀式をとり入れた自由な葬儀や、音楽にこだわった葬儀を行うケースなどもあります。

自由葬は、式次第を遺族で自由に決められるため、故人らしい葬儀を希望する方に向いているでしょう。自由葬の注意点は、一般儀に馴染みのある高齢者などに理解してもらうのが難しく、菩提寺がある場合には、お寺の了承も得る必要があります。

自由葬を希望するときは、まず遺族や親族、お寺など、周囲の理解を得ることが始めなければなりません。

 

自由葬の費用相場

葬儀によって異なる

 

社葬

社葬は、会社の創業者や社長、重役が亡くなった場合などに、企業が施主となって執り行う葬儀を指しています。一般的な葬儀よりも豪華な葬儀となり、お花いっぱいに葬儀場を

飾るケースもあります。また、数百人単位など非常に多くの参列者が訪れるケースも多いでしょう。

 

社葬の費用相場

葬儀によって異なる

葬儀の流れ

葬儀の流れは、地域の慣習などによっても異なります。

ここでは、一般的な葬儀の流れを紹介します。

 

逝去・安置

お亡くなりになると、家族や友人、菩提寺などに連絡を入れます。家族には、危篤の段階で連絡するケースもあります。次に葬儀社に連絡を入れ、ご自宅や安置室など指定の場所までご遺体を運んでもらいましょう。

 

葬儀社との打ち合わせ

葬儀社と打ち合わせを行います。打ち合わせでは、主に以下のような内容を決めます。

  • 葬儀日程の決定
  • 喪主の決定
  • 役場や役所に提出する書類の確認
  • 宗派の確認
  • 葬儀場や葬儀プランの選定
  • 葬儀費用の決定
  • 僧侶の手配
  • 葬祭用品の決定
  • 返礼品の選定
  • 料理の手配など

 

納棺

故人の好きだったものや生前の思い出の品、お花などを入れ、ご遺体と最後のお別れをします。

 

通夜

納棺が終わると、通夜が行われます。遺族は、受け付け開始の2時間前には会場に入りましょう。葬儀社と打ち合わせをし、供花や供物、会葬礼状、芳名帳などのチェックを行います。不備があれば葬儀社に伝えましょう。

通夜が始まると、僧侶による読経と焼香、遺族や参列者による焼香が行われます。焼香が終わると、参列者に返礼品と会葬礼状をお渡しする流れです。通夜の最後には、喪主挨拶があります。

 

通夜振る舞い

通夜振る舞いは、通夜の後に僧侶や参列者を呼び、別室でお酒や料理を振る舞うものです。皆で生前の思い出を語り、故人を偲びます。通夜振る舞いには、故人の最後の食事という意味合いがあります。

 

葬儀・告別式

遺族は開始1時間前には会場に入り、葬儀社と打ち合わせをします。葬儀・告別式では、僧侶による読経と焼香、遺族、参列者による焼香などが行われます。

葬儀・告別式が終わると、出棺です。地域によっては、棺に釘を打つ釘打ちの儀を行う場合もあります。出棺準備が終わると、遺族や親族などで棺を寝台車に乗せ、火葬場へ向かいます。尚、出棺の際は、喪主挨拶が行われます。

 

火葬

火葬場で、火葬が執り行われます。お坊さんを呼ぶ場合は、火葬の前に読経があります。火葬が終わるまでは、待合室などで待機する流れです。

 

骨上げ

遺骨を骨壷に納める儀式が骨上げです。喪主から遺族の順に、二人一組でお骨を骨壷に納めます。

 

葬儀社への支払い

葬儀費用を支払います。葬儀費用は後払いが多く、葬儀社によっては、葬儀後のアフターフォローに対応しているところもあります。

まとめ

葬儀とは何をするのか、葬儀の意味について解説しました。

 

葬儀は、葬儀とはお亡くなりになった人を弔う宗教的儀式を指し、通夜の翌日に葬儀・告別式が行われ、遺族や親族、友人、近所の人、会社の人などが故人の冥福を祈り、お別れをするものです。

 

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