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2020/11/02

浄土宗の葬儀の特徴や流れを解説! 費用相場や葬儀マナーなども紹介

仏式の葬儀が9割と言われているのが、日本の葬儀。仏式の宗派は13宗56派あり、代表的な宗派には、浄土宗や浄土真宗、天台宗、曹洞宗、真言宗、日蓮宗などが挙げられます。そして、各宗派によって、葬儀の特徴や葬儀マナーなども異なります。

今回は、浄土宗の葬儀の特徴や流れを解説。葬儀費用や葬儀マナーについても紹介していますので、浄土宗の葬儀を営まれる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.浄土宗とは

浄土宗は、承安5年(1175年)に法然上人によって開かれました。法然上人は、平安時代に生まれ、13歳の時に比叡山に登り、天台宗の勉学に励みます。そして43歳の時に、浄土宗を開宗。比叡山に登ってから、実に30年の月日が流れていたといいます。

 

浄土宗は「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」のお念仏を唱えることで、阿弥陀仏の極楽浄土への往生を願うものとされています。総本山は京都の東山の「知恩院」。そして、全国には、東京都の増上寺、京都府の金戒光明寺と知恩寺と清浄華院、福岡県の善導寺、神奈川県の光明寺、長野県の善光寺大本願があり、7大本山といわれています。

2.浄土宗の葬儀の特徴

浄土宗の葬儀では、「南無阿弥陀仏」の念仏を僧侶と参列者が10回など数回唱える「念仏一会」を行います。また、僧侶が棺の前で、たいまつである法具を2本取り、1本を捨てるという「下炬引導(あこいんどう)」の儀式も特徴的。こちらは、故人を浄土へと導くために行われる儀式です。

3.浄土宗の葬儀の流れ

浄土宗の葬儀の流れを以下に記載しています。

 

1)通夜

浄土宗では、ご遺体を広間などに北枕にして寝かせ、お顔には白い布を被せます。そして、刃先が足元のほうになるよう胸元に守り刀を置くのが一般的。ろうそくや線香の火は、絶やさないよう注意します。

 

2)葬儀式の流れ

①奉請(ぶじょう)

仏の入場を願う儀式です。

 

②懺悔

罪の赦しを請います。

 

③剃度作法・十念

頭を剃る仕草をし、十念を唱えます。

 

④三帰三竟(さんきさんきょう)

仏・法・僧に帰依することを故人に伝えます。

 

⑤授与戒名

 

⑥開経偈(かいきょうげ)、誦経(ずきょう)、発願文(ほつがんもん)、摂益文(しゅう

念仏を唱える儀式です。

 

⑦念仏一会(ねんぶついちえ)

僧侶と参列者で念仏を唱えます。

 

⑧回向(えこう)

念仏を唱え、極楽浄土への往生を願います。

 

⑨序文(じょぶん)

仏様を葬儀場にお迎えします。

 

⑩正宗分(しょうじゅうぶん)

下炬引導(あこいんどう)や焼香などが行われます。

 

⑪流通分(るつうぶん)

法要を終え、仏様と故人を極楽浄土へと送り出す儀式です。

 

3)出棺、火葬

祭壇に飾ってあるお花などを棺に入れ、故人と最後の対面をします。棺には、成仏できるようにとの願いを込め、釘打ちを行います。遺族などで棺を霊柩車へ運び、火葬場へ。火葬場では、僧侶がお経を唱えるケースもあります。

4.浄土宗の葬儀マナー

浄土宗の葬儀を執り行われる方は、葬儀マナーについても、事前に理解しておきたいところです。ここからは、焼香や数珠、香典など浄土宗の葬儀マナーについて詳しく解説します。

 

焼香

浄土宗での焼香の回数に決まりはありません。地域や寺院などによっても異なりますが、焼香は、一回や三回などと言ったことが多いようです。

 

焼香の手順

1.焼香台の前に立ち、合掌し、一礼。

2.親指と人差し指、中指で抹香を軽くつまみ、もう片方の手で下に添えて抹香を軽くひとつまみしたら、額に押しいただき香炉にくべます。

3.合掌と一礼をします。

 

数珠

浄土宗では、二連の数珠を使用するのが一般的。合掌の際は、親指と人差し指の間に挟み、親指側に数珠を垂らします。葬儀の際は、左手の手首にかけ、畳の上などには置かないように注意しましょう。数珠の音をたてる、床にじかに置くなどの行為は、浄土宗ではマナー違反となります。

 

香典

浄土宗の葬儀でお渡しする香典は、表書きに「御霊前」や「御香典」などと記載。お札の向きは揃え、4や9といった数字の金額を包むのは避けます。

 

お布施

お坊さんに感謝の意を込めて渡すのが、お布施。お布施の金額にこれといった決まりはないため、どのくらいの金額を渡せばよいのか迷ってしまうということもあることです。金額について迷った場合は、地域の檀家の方などに金額を聞き、参考にするのがよいでしょう。

 

お札は新札などできるだけきれいなお札を用意し、4や9などといった数字の金額を包むのは避けましょう。そして、お札は中包みの表側にお札の表面がくるように入れます。

 

お布施を渡すタイミングは葬儀前や葬儀後などがよいとされています。渡す際は、小さなお盆やふくさなどに入れ、一言お礼を添えてお渡ししましょう。尚、僧侶がタクシーや車などを利用されている場合は、お車代として別の袋に包み、お布施と一緒にお渡しするのが一般的です。

 

服装

浄土宗の葬儀の服装は、一般的な葬儀の場合と同じと考えてよいでしょう。故人から三親等までの遺族は、正式喪服を着用。男性は、和装の場合は黒紋付き羽織袴、洋装の場合はモーニングコートにコールパンツ、白シャツなどが一般的。女性は、和装は黒無地の着物、洋装は、アフタヌーンドレスやアンサンブル、ワンピースなどを着用します。

 

参列者は、男性はブラックスーツに白いワイシャツに黒いネクタイを着用。ベルトや靴下、靴などは、黒色の物を選びます。女性は、黒いワンピースやスーツを着用し、小物類は黒色にします。尚、光沢のあるものは避け、ネックレスやイヤリングなども付けないのが一般的。ネックレスを付ける場合は、白い真珠の一連のネックレスがよいでしょう。

5.浄土宗の葬儀費用を安く抑えるには

浄土宗の葬儀を執り行われる方の中には、葬儀費用をできる安く抑えたいと考える方もいるでしょう。葬儀費用は、葬儀規模や葬儀の種類などによっても大きく異なるといえますが、通夜、告別式などを行う一般葬の葬儀費用相場は、150万円~200万円程度となっています。

 

葬儀費用を安く抑えるには、火葬のみを行う直葬にする、通夜を行わず、告別式のみの葬儀にする、家族など近親者のみで葬儀を行う家族葬にするなど葬儀規模を小さくする方法があります。葬儀規模が小さくなると、その分準備や手配などにかかる費用を抑えられ、全体的な費用も安くなるといえます。また、葬儀社によって、見積書に提示される金額は大きく異なるといえますので、葬儀社選びも大切なポイントとなるでしょう。

6.良い葬儀社の選び方

葬儀を執り行う際に重視したいのが、葬儀社選び。当然ながら、良い葬儀社に出会えることは、納得のいく葬儀をすることに繋がります。良い葬儀社選びのポイントを以下に記載しています。

 

●見積書の内容に不明瞭な点がないかを確認

●スタッフの対応は親切で信頼のできるものかどうかを確認

●要望に対応する柔軟性や提案力を確認

 

見積書の金額や内容は、葬儀社によって大きく変わってくるといえます。見積書に提示されているプランについて、詳細な項目が記載されているかどうか、追加でかかる費用についての説明があるかどうかなど、不明瞭な点がないかしっかりと確認していくことが大切です。そして、少しでも分からない点があれば、スタッフに質問し、疑問を解消していきましょう。

 

また、スタッフは、葬儀社の顔とも言えるものでもあります。横柄で威圧的だったなど、スタッフの対応に少しでも疑問を感じる場合は、後にトラブルの元になるケースも多く、その葬儀社に依頼することはやめておいたほうがよいといえるかもしれません。

 

そして、できるだけ要望に柔軟に対応してくれる葬儀社を選びたいものです。「〇〇を葬儀に取り入れたい。」「自由葬で〇〇を行いたい。」などといった要望にも対応し、さまざまな提案をしてくれるような、信頼できる葬儀社を選んでいくことが大切になります。

7.この記事のまとめ

ここまで、浄土宗の葬儀について解説しました。浄土宗の葬儀では、「南無阿弥陀仏」の念仏を唱える「念仏一会」を行い、法具を2本取り、1本を捨てるという「下炬引導(あこいんどう)」の儀式をするなどといったことが分かりました。焼香や数珠などの葬儀マナーも浄土宗特有のものがあり、ぜひ覚えておきたいところです。

 

浄土宗の葬儀を執り行われる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてほしいと思います。

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