2020/12/07
川崎市の葬儀で補助を受けるには? 葬祭費補助金制度を【プロが徹底解説】
川崎市では、葬儀に利用できる葬祭費助金制度があります。葬祭費補助金制度は、制度の概要についてよく分からないといった声を聞くことも多く、川崎市で葬儀を営まれる方は、制度について事前に理解しておきたいところです。
今回は、川崎市の葬儀に利用できる葬祭費補助金制度についてプロの目線から徹底解説します。
1.川崎市の葬儀に利用できる葬祭費補助金制度
では、早速、川崎市の葬儀に利用できる葬祭費補助金制度について見ていきましょう。
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補助金制度の概要
川崎市の葬祭費補助金制度は、国民健康保険の加入者、または後期高齢者医療制度の加入者が死亡した際に、葬儀を執り行った方に葬祭費が区から支給されるものです。支給金額は、5万円です。葬祭費の申請は、亡くなった方の住民票がある区で申請する必要があり、葬儀を行った方などの申請者のお住まいの区ではありませんので、混同しないよう注意しましょう。そして、葬祭費補助金制度は葬儀を行ってから2年以内と期限が設けられており、申請して、確認、審査が通った方のみが受給できる制度です。ご不安な方はいざという時に慌てることのないよう、受給資格があるかどうか、区の保険年金課に相談しておくといいかもしれません。
葬祭費補助金制度の支給金額……5万円
尚、葬祭費補助金制度について確認したい場合の、各区の保険年金課問い合わせ先は以下に記載してあります。
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申請に必要な書類
葬祭費補助金制度の申請に必要な書類は、以下の通りです。
●被保険者証
●葬祭費用の領収書や礼状など葬儀を行ったことがわかるもの
●葬祭を行った方の振込先金融機関、口座番号などの控え
●葬祭費を申請人以外の口座に振り込む場合のみ、申請人の印鑑が必要
2.川崎市の葬儀のその他補助金制度一覧
川崎市の葬儀では、葬祭費補助金制度以外にも利用できる補助金制度があります。ここからは、川崎市で利用できるその他の補助金制度を紹介します。
社会保険の埋葬料、埋葬費
埋葬料は、組合健保や協会けんぽなどいわゆる会社員などが加入する社会保険の被保険者の葬儀の際に支給される補助金制度。支給金額は、5万円です。また、被保険者が養う家族が亡くなった場合には、家族埋葬料が支給され、金額は埋葬料と同じ5万円となっています。
そして、社会保険の被保険者が亡くなった際、埋葬料の申請資格のある方がいない場合に、葬儀を行った方に支給されるのが埋葬費。埋葬料と埋葬費の違いは、埋葬を行う方の生計が、亡くなった方(被保険者)によって維持されていたかどうかという点です。埋葬料は、亡くなった方が埋葬を行う方の生計を維持していた場合に支給され、埋葬費は、亡くなった方が埋葬を行う方の生計を維持していない場合、つまり、遺族などではない第三者などに支給されるものとなります。埋葬費は、5万円が支給上限額に設定され、実際に埋葬にかかった金額が支払われます。
尚、埋葬料は、実際の埋葬にかかった金額が5万円未満であった場合にも5万円が支給されますが、埋葬費は、実際にかかった金額が5万円以上であれば5万円の支給となり、5万円以下であれば、実際の金額が支給されるものです。
共済組合の埋葬料
埋葬料は、国家公務員共済組合や地方公務員共済組合、私立学校教職員共済などの埋葬に支給されるものもあります。埋葬料と家族埋葬料の支給額は一律5万円となっており、埋葬を行う被扶養者がいない場合には、葬儀を行った第三者に5万円を上限として実際にかかった費用が支払われるなど、内容は、社会保険の埋葬料や埋葬費と基本的には同じです。
葬祭扶助
生活保護の葬儀に各自治体から支給されるのが、葬祭扶助。葬祭扶助は、生活保護を受けていた故人や生活保護を受けている遺族などに支払われものであり、葬儀は、必要最低限の葬儀であり、基本的には火葬のみを行う直葬となります。支給額は、12歳以上は209,000円、12未満は167,200円と定められており、これを基準に各自治体は、上限金額を設定しています。
3.川崎市の死亡に伴う申請一覧
川崎市で家族などがお亡くなりになられた際は、区役所でいくつかの死亡に伴う手続きを行わなければなりません。
遺族は、死亡に関する手続きや葬儀場、葬儀社の決定など、提出書類や打ち合わせに追われ、葬儀が終わるまで慌ただしくなることが予想されます。
いざという時に冷静に対処するためにも、死亡に関するどのような内容の手続きを、どこに申請するのかについて予め知っておくことが大切です。
川崎市の死亡に伴う区役所で行う主な手続きを、以下に記載しています。
名称 | 申請課 |
死亡届・死体埋火葬許可申請 | 区役所区民課 住民記録第3係 支所区民センター 住民記録・戸籍係 |
世帯主変更届 ※故人が世帯主で、 他に世帯員が2人以上いた場合 | 区役所区民課 住民記録第1係 支所区民センター 住民記録・児童手当・就学係 |
埋葬費の申請 ※故人が国民健康保険に 加入していた場合 | 区役所保険年金課 国保給付・医療費助成係 支所区民センター 保険年金係 |
埋葬費の申請 ※故人が後期高齢者医療制度に 加生していた場合 | 区役所保険年金課 後期・介護保険料係 支所区民センター 保険年金係 |
介護に関する制度の 利用があった場合 | 区役所高齢・障害課 高齢者支援係 支所健康福祉ステーション 高齢・障害担当 |
障害に関する制度の 利用があった場合 | 区役所高齢・障害課 障害者支援係、精神保健係 支所健康福祉ステーション 高齢・障害担当 |
(死亡に伴う主な手続き|川崎市より筆者作成)
4.川崎市で葬儀費用を安く抑える方法
川崎市で葬儀費用を安く抑える方法
川崎市で葬儀を執り行われる方は、葬儀費用をできるだけ安く抑えたいところです。川崎市で葬儀費用を安く抑えたい場合は、公営斎場の利用がおすすめ。公営斎場は、川崎市民の方であれば民営斎場よりも安い金額で利用できるため、地域の方に選ばれる人気の葬儀場となっています。
かわさき南部斎苑とかわさき北部斎苑の二つの公営斎場は、50人用、100人用、200人用の葬祭ホールがあるなど設備が整っており、一般葬から家族葬、一日葬、直葬までさまざまな葬儀に利用されています。
川崎市公営斎場一覧
名称 | 住所 | 電話番号 | 葬祭ホールの数 |
かわさき 南部斎苑 | 〒210-0863 川崎市 川崎区夜光3丁目2−7 | 044-277-8146 | 200人用1室 100人用1室 50人用2室 ※200人及び100人用は分割して100人及び50人ようとして使用可 |
かわさき 北部斎苑 | 〒213-0033 川崎市 高津区下作延6丁目18番1号 | 044-822-3171 | 200人用1室 100人用1室 50人用1室 |
(葬祭場・墓地|川崎市より筆者作成)
そして、葬儀社選びも大切なポイントになります。当然ながら、同じ葬儀形式でも、葬儀社によって費用は大きく異なるといえます。費用面を考慮する場合は、公営斎場を利用している葬儀社を選ぶことがおすすめ。葬儀社によっては、民営斎場を利用する葬儀社もあります。公営斎場を希望される方は、まず公営斎場が利用できる葬儀社かどうかを確認していくとよいでしょう。
地域の葬儀社である弊社は、公営斎場を葬儀場に利用しています。そして、通夜と葬儀を行う最もスタンダートなプランの二日葬プランを税込388,000円で提供するなど、業界最安値を実施した、低価格が大きな魅力となっています。
花葬の二日葬プラン……税込388,000円 ※業界最安値を実施
通夜、告別式を行う一般的なプラン
二日葬はこのような方におすすめ
●親戚にもゆっくりお別れして欲しい
●費用を抑えつつ一般的なお式をしたい
●故人が高齢者だったため知らせる方が少ない
尚、弊社のプランについては、こちらの記事で詳しく記載しています。気になる方はこちらも併せてご覧になってみるとよいです。
5.本記事のまとめ
川崎市の葬儀に利用できる葬祭費補助金制度について解説しました。葬祭費補助金制度は、国民健康保険の加入者とその扶養家族、後期高齢者医療制度の加入者などの葬儀に利用できる制度であり、社会保険の加入者や共済組合の加入者は、各種保険組合が支給する埋葬料補助金制度を受けられるなどといったことが分かりました。
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